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株式会社SCOUTERのCOOが人事を尽くして考えた

渋谷で「SCOUTER」を運営する株式会社SCOUTERのCOOがスタートアップ・組織について書いているブログです。

山田が起業の誘いを3秒で即決できた3つの理由

悩まなかった起業の誘い

RENOは大学三年生の時に創業したのですが、そこでよく言われるのが、「よく学生のうちに起業したね」とか「すごいですね」とか「悩まなかったのですか?」という言葉です。自分の中では、起業をするという意思決定に関して、悩むこともありませんでしたし、すごいことだとも微塵も感じていませんでした(事実、起業するだけなら誰にでもできますしね)。今回はなぜ悩まなかったのか、その理由を思い返して3つにまとめてみました。

理由1:起業が最もリスクが低いと感じたから

山田は幼いころから絶対的な存在というのがあまり好きではなく、大企業という存在もあまり好きではありませんでした。また、高校生時代には暇な時に決算書とかを読みながら過ごしていたこともあり、大企業が永遠に潰れずに、安泰・安定しているという未来を描くことができませんでした。その中で、組織に従属して駒のように扱われることが最もリスクが高いのだろうということをなんとなく考えていたのだと思います。当時好きな言葉は「不安定こそ真の安定である」というプロ雀士の言葉でした。

学生起業については賛否両論ありますが、僕としてはキャリア全体を考えたら非常にリスクが低い選択肢だと思っています。当然、学生起業は一回の起業という単位でみたら、上手くいく可能性はあまり高くないです。先に組織に入り、もっと経験やスキルを積んで、それなりの資本を持って始めたほうが成功する確率は高いと思います。ただ、どんなに準備しても、スキルの高い人であっても、起業の大半は失敗することが確率論として出ている中で、家族を持ってから起業することのリスクの高さは、学生起業に比べると計り知れません。また、若いうちに「経営」というものを経験しておくと、経営者の視点が理解できるので、もし一従業員として働くことになった場合、それを理解していない従業員よりは遥かに経営者にとってありがたい動きを取ることができる自信はあります。給料日が来るとあまり嬉しくないという経営者特有の感覚などは実際に自ら経営してみないと絶対にわからないことなので、一従業員としてはバリューが非常に高い存在として重宝されるはずです。ただ、組織のトップというポジションに慣れすぎて、扱いづらい人間になってしまった場合は要注意ですね。誰もそういう人は雇いたくないので。たまたま僕はNo.2というポジションで、中間管理職的な立ち振る舞いも求められるので、そういうリスクはありませんが。そのため、一回の起業の成否ではなく、人生のキャリアにおけるリスクで考えれば、学生時代の起業のリスクはほとんどないに等しいと考えています。例え失敗したとしても、他の同世代よりも能力・視座・経験などにおいて勝るようになるため、普通に就職活動をするよりもスムーズに職にありつけることはできるだろうから、当時の起業自体にリスクがあるとは思っていなかったです。

理由2:中嶋との補完関係

いつかは、起業したいと思っていた矢先に、声をかけてきたのが代表の中嶋でした。僕はもともと表舞台に立ちたくなかったタイプなので、いつかそういう人が現れたらという意識は持っていました。その中で突然中嶋に声をかけられ、直感的に自分を最も補完してくれる人間であると感じました。普通に暮らしていたら決して交わらない二人ですが、たまたま大学のクラスが同じという縁があり、お互いを認め合う仲になっていた当時、これほどまでに自分と真逆の人間と一緒に何かができるチャンスは当分ないだろうと思いました。声をかけたのが、中嶋じゃなければ迷っていたかもしれません。

理由3:将来の夢の実現のために

僕は将来、自分で「私立高校を作る」という夢があります。高校生時代から思い続けていることであり、5年以上経った今でも、褪せることはなく、永遠の夢だと思っています。基本的に僕の行動原理は、この夢に近づくかどうかです。そして、この夢へ最も近づく方法が起業ではないかと、高校生時代から思っていました。なので、いつか起業するのだろうという想定はありましたし、それが「今」になったのか。という感覚を持った程度でした。僕の場合、自分の行動原理がとても明確でかつそれが自覚的なので、逆に起業の誘いを断る理由がなかったのです。

まとめ

以上3つの理由から中嶋から「やらないか?」という誘いを受けた3秒後に「やろうか」という返答をしました。学生時代に起業というアクションをとることに関して、全くリスクを感じず、待望のパートナーに誘われ、自分の夢に近づく可能性がある選択肢だった。そして、そこに断る理由が全くなかったため、即決することができたのだと思います。ただ、この三つのうちどれか一つでも欠けていたら(起業をリスクだと捉えていたり、誘われたのが中嶋じゃなかったり、将来の夢が別のことだったりしたら)相当悩んだと思います。それくらい、僕の場合はたまたま断る理由が全くないような状況・タイミングだったため、起業をするという意思決定に至ったわけです。