株式会社SCOUTERのCOOが人事を尽くして考えた

渋谷で「SCOUTER」を運営する株式会社SCOUTERのCOOがスタートアップ・組織について書いているブログです。

株式会社RENOにおけるNo.2

AKB48総選挙を見て涙しながら書いております。青春の名残です。最近は時間がなく、あまり見ることはありませんが、彼女たちの努力は尋常でなく、彼女たちの涙を見たらもっと努力しなければなと思いさせられます。AKB48については、時間があるときに何か書いてみたいと思います。

前回は、No.2としてのあるべき姿を書いたので今回は弊社、株式会社RENOにおけるNo.2の姿を書きたいと思います。

中嶋という怪物

株式会社RENOを語る上では代表の中嶋抜きに語ることはできません。RENOは紛れもなく彼の会社であり、メンバーは彼を見てうちにジョインしてくれました。自分自身も中嶋なしには起業へ至ることはなかったでしょう。中嶋は一言で言えば怪物です。ミニゴジラみたいな感じですかね。どこらへんが怪物かというと以下の要素は人並み外れていると思います。

  • 強すぎる欲
  • 欲から来る圧倒的な向上心
  • 欲を実現する行動力
  • 断続的に来るイノベーション
  • コミュニケーションに対する前向きな姿勢

誰よりも未来を見通し、それを実現するためにアイデアを考え、自ら動いて実現する。僕のこれまでの人生で、この部分に関しては中嶋ほど優れている人材は見たことありません。フロイト的に言うとエスが異常に強い人間です。なので、No.2の山田はこの中嶋の価値を最大化させるために動いていきます。大きく分けると動きは二つに分かれます。

  1. 強すぎるエスを抑える自我の役割を果たす

  2. バックオフィス業務全てを巻き取る

一番後ろで見守る

中嶋はとにかく最前線を突っ走っていきます。このスピードはかなり早いのでいくつか気をつけなければいけない点をカバーしていくというのが僕の「自我」という役割です。具体的に言うと以下の三つです。

  • 走る方向性が間違っていないか、確認し必要があれば軌道修正する

  • ついてくメンバーが置き去りにされていないか確認し、フォローアップしていく

  • 走っている遠い先に何があるのか、中嶋が言葉にできてない部分を言葉にする

特に最近はメンバーも増えてきて、彼のスピードに慣れていなかったり、変化に大きさに戸惑うこともあるのでそこのフォローアップは定期的に行っています。フォローアップは基本一対一でやるようにしていて、本人の戸惑いを解消してあげるのが目的です。僕は基本的な前提として中嶋の判断は間違っていないという立場をとっています。実際に間違っていたら指摘しますが、あまりその数は多くありません。それよりもそのスピードがかなり早いので、その変化に戸惑うメンバーにどう理解してもらい、気持ち良く働いてもらえるかが重要です。どうしても現場で業務をこなすメンバーと一番上で物事を見ている中嶋とのズレが生じるのは避けられません。その中で中嶋が一人一人に対して説明し、全員に納得してもらうよう時間を使うのは違うと思っているので、自分が巻き取っています(中嶋は不器用で直球勝負なのであまりそういうの上手くないですしw)。

バックオフィス業務全て巻き取る

中嶋はRENOの顔です。なので表向きの仕事は全て彼がやります。そのため、バックオフィスに関することは全て巻き取ります。ざっと財務・経理・人事・労務・法務・総務あたりでしょうか。一人で不足なくできるのかとよく聞かれますが、まぁスタートアップで一つ一つの必要業務はそこまで多くないですし、最近のクラウドサービスは本当に優れているので、意外と一人でもできるもんです(これ以上拡大すると厳しい部分はありますが)。バックオフィスに関するクラウドサービスについては、時間があるときにまとめてみたいと思います。あとは、中嶋が描いているイメージを数字に落とし込むのが重要な役目です。数字がないと漠然とした議論で終わっちゃうので、財務の観点を含めてどのくらいのペースで事業を成長させていくのか。なぜそれが可能なのかを議論し形にしていきます。ここらへんは長年の阿吽の呼吸で最近はスムーズにできるようになりましたね。

以上。ざっくりとこれまで僕が果たしてきた役割・業務についてまとめてみました。今後はバックオフィス業務から徐々に離れていき、「組織」をどう創っていくのかという役割が加わっていくイメージですかね。「SCOUTER」をリリースしてから、スピード感や業務内容が僕自身も大きく変化してきているので、戸惑っている部分もありますが、引き続き中嶋及びRENOのバリューを最大化させる存在として日々邁進していきたいと思います。